主な学校行事

4月(入学式)

5月(課外学習・防災訓練)

6月(授業風景)

7月(特別講義)

8月(解剖見学・夏期休業)

解剖見学

教科書上では、確実な理解が難しい人体のしくみと働きを系統別により深く学ぶことを目的に、専門基礎科目(人体のしくみと働き)の講義の一環として実施しています。

解剖見学の感想

第68期
今まで教科書を通してだけの知識だったのが、実際に目で見て手で触れて感じることで一つ一つの臓器を知り、働きを理解していきました。人間の身体がとても繊細でできていることに感動しました。人体の中にどのように臓器がどのような位置で収まっているのか理解することで、よりよい看護の観察や知識として身に付けられると思いました。一人ひとりによって、骨格の太さ、心臓などの臓器の大きさが違うことに驚き、この献体の方の生き方、どのようにして亡くなったのか、何歳だったのだろう、家族の方はどのような想いで献体されたのか、いろいろな気持ちで見て触れてきました。人生の中で、本物の臓器や骨に触れるという貴重な体験をさせていただき、献体となられたご遺体やご家族の方々に感謝し、看護を学ぶ上での、貴重な知識として役に立てていきたいと思いました。

まず、骨について学びました。今回、学ぶために見て、触らせて頂いた骨は、外国の方の骨でした。日本では火葬をするため全身の骨がきれいに残らないことが分かりました。頭蓋にある縫合は、消えているものと、消えていない物がありました。これは、年配の方か若い方かの違いだそうです。年配の方だと縫合は消えていきます。また、全身の骨を並べました。一つ一つの形が特殊で数も200を超えます。この骨の全てが自分の身体にもあるから臓器がまもられ、体の形ができるのだと改めて感じました。また、初めて聞くことも多く、その中でも印象に残ったことがあります。それは、顔面麻痺についてです。片方が麻痺してしまうと、顔全体のバランスが崩れます。それを直そうとすると麻痺側の顔を無理やり上げようとします。しかし、これが逆効果を与えてしまうことがわかりました。
次に、献体を実際に見て学ばせて頂きました。筋肉や臓器などを実際に見て、筋肉のつき方や、臓器の位置をとても詳しく学びました。自分の中で最も詳しく学びたかった心臓について学ぶことが多くありました。心臓には右心室、左心室がありますが流す血液が違っているため厚さも違っていました。血管の太さにも驚きました。太い血管であるために心臓の手術の際には、心臓を止めて機械を動かし手術をしなければならないということが納得できました。
今回、解剖見学で骨や、献体をみて触るという貴重な時間を頂き学べたことが多くありました。この時間を無駄にはせず、これからの勉強に活かしていきます。

実物の骨格を目の前にした時、なんともいえない感情がわいてきました。
この人は生前どのような生活を営んでいたのだろうか?家族はいたのだろか?色々な想いが湧いてきて心が苦しくなってしまいました。軽率な気持ちで触れることは許されないと思いました。
しかし、この方々は私達学生の為、医学の発展のために献体として自らの身体を提供してくれたのだと気持ちを切り替えて学ばせて頂きました。
教科書では見たり触れたりする事のできない骨格や内臓を実際に触れ、一切無駄がなくそれぞれに働きにしっかり意味があることを改めて感じました。 赤ちゃんが母体にいるときの様子、産道から生まれてくる過程など、何故大泉門が必要なのか。何故、女性の骨盤が大きいのか、など非常にわかりやすく教えて頂きました。
自分の子供が生まれた時、泣き声が聞こえず不安になったことを思い出しました。上手に肺呼吸することができず、彼はいかに苦しかったのだろうかと思いました。
人間の臓器の無駄のない働きを改めて感じ、しっかりと勉強していく事が、自らの身体を医療のために提供してくれた方々のためにもなるのだと感じています。

9月(学内実習・調理実習)

10月(戴帽式)

載帽式とは?

看護師を志すのにふさわしいと認められた看護学生に、看護師のシンボルであるナースキャップを与える重要な儀式です。

戴帽式

戴帽式とは、看護師を志すのにふさわしいと認められた看護学生に、看護師のシンボルであるナースキャップを与える儀式です。戴帽式ではこのナースキャップを戴く戴帽の儀と、フローレンス・ナイチンゲールがクリミヤ戦争の際、ランプを手にベッドからベッドへ傷病者を見回ったときの灯を想定したキャンドルサービスが行われます。

ナイチンゲール誓詞

ナイチンゲール誓詞(Nightingale Pledge)は、ナイチンゲールの看護に対する精神を基とし、医学に携わる看護師としての必要な考え方、心構えを示したもの。
1983年、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市にあるハーパー病院のファランド看護学校校長、リストラ・グレッター夫人を委員長とする委員会において、ナイチンゲールの偉業を讃え作成された。

ナイチンゲール誓詞

我は此処に集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
我が生涯を清く過し 我が任務を忠実に尽くさんことを

我は総て毒あるもの害あるものを絶ち
悪しき薬を用いることなく
又 知りつつ之を進めざるべし

我は我が力の限り
我が任務の標準を高くせんことを努むべし

我が任務にあたりて取り扱える人々の私事のすべて
我が知り得たる一家の内事のすべて 我は人に洩らさざるべし

我は心より医師を助け
我が手に託されたる人々の幸の為に身を捧げん

誓いの歌

あめつちの君なる主よ
みことばに従いて 今ここに誓いを立て
ともにぞつかえまつる
主を崇め人を愛し みあとをばふみゆかば
輝ける御姿こそ 我らのうちにならめ
若き日の智慧とちから ことごとく主に捧げ
神のため人のために
雄々しく励み進まん

11月(実習)

12月(冬期休業)

1月(卒業試験)

2月(准看護師資格試験・実習体験発表会)

3月(卒業式・学年末休業)

投稿日:2020年6月6日 更新日: